日本には季節ごとに素晴らしい行事や習わしがたくさんあります
追いかけることで日本の四季を感性で感じることができるので
日々に追われてばかりいないでゆっくり感じる事の出来るレストランを作るための
お勉強。
山田古典料理大全 8月
8月は一般には暑さが増してくる頃で今年の最高気温をドンドン更新する日が続き
特に最近は気温も湿度も高くなっており気候の変化も感じるようになります
そんな中、暦の上では秋が立ちます
僕ら日本の料理人は夏が終わり秋を意識して献立を作り始めます。
服飾関係でも夏物のセールがピークを迎え秋物が並ぶ頃です。
暑中見舞いや残暑見舞いを出す文化がそもそも無くなってきていますが
先人達の「人を想う心」は大事に受け継いでいきたいなぁと思います。
毎年出来る事を考えていきたいものです。
夏は一年の中でも”影”が生きる季節だなぁと思います。
【立秋】 りっしゅう:8月7日頃~
本来は残暑ですが今の時代は盛暑です。
この日から暦の上では秋となり少しずつ涼しくなっていき、秋の気配を少しだけ感じることが出来るようになるはずですが2019年は梅雨入りが遅く暑さも出遅れてましたね。
また、立秋を過ぎたら「暑中見舞い」は「残暑見舞い」に変わります。
【処暑】 しょしょ:8月23日頃~
暑さがおさまるという意味で、日中は暑いものの、朝晩の涼しさに初秋の息遣いを感じる頃です。夏休みもそろそろ終わり。秋の台風シーズンに入っていきます。
2019年「処暑」の献立一例
八寸
造り
吸物 早松茸と名残鱧の土瓶蒸し
蒸物
焼物
揚物 加茂茄子市松田楽 八丁味噌と鶏そぼろ味噌
酢物 〆サバ 姫ネギ 愛媛ミカン黄身酢
季節のご飯 玉蜀黍ご飯
赤出汁
香の物 自家製梅干し 梅仕事はこちらの記事で
水物 焼ありの実
食後の飲み物 山田ブレンド珈琲or抹茶
僕は店を持っているわけではないので妄想献立です。
作り方や調味料のレシピはnoteの山田レシピ置き場に今後置いて行く予定です
更新型noteとして随時更新していくレシピ本のような形にしたいと思います。
この記事は日々感じたことを更新していくので常に未完成の状態です。
日々の変化を楽しんで下さい。