
1+1=2
鳥でもわかる簡単な問題です。
A long long time ago.
かの有名な発明王エジソンは小学生時代、学校の先生にこう尋ねたと言われています。
「1+1はどうして2になるの? 1と1を足したら、大きな1になるんじゃないの?」
・・・・・
とんでもねぇ野郎です、これ語りだしたら底なし沼です。
ただ問題なのは複雑な世界のほうで「1+1=2」であってはならないことが多いのです
どちらかというとエジソン君の言うことのほうが利にはかなってるように思います。
・・深く考えないでください、沼にはまります。
飲食業においても同様で、「おいしい料理提供⇒大繁盛」というような単純な話にはならないことがたくさんあります。
基本となるQSCAが揃っていて、なおかつそのお店のコンセプトと立地・ターゲットのお客様の利用シーンが合致していて、従業員の皆さんのモチベーションがあって、景気動向とトレンドがあって、…と無限の要素があります。
流行ってる店を真似しても流行らないのと一緒です。
カオス理論的な要素も含まれて来るでしょう。
カオス理論についてはこちらの記事がわかりやすくわからない感じでまとめてくれています。
そして一度波に乗ってしまえば一気に人に注目されやすいのも
飲食業の特徴です
今はインフルエンザー(×)と呼ばれる鬱陶しい
なんかよくわからない力を持った人たちがウロウロしています
その人たちに気に入ってもらう、もしくは気に入ったふりをしてもらうことで
お客さんをたくさん呼ぶ手法も少なからず流行っています。
そのようなカンフル剤を使って集客をしたところで
大した意思も持たずに現れる人々は今後のリピートは生みません
同じように大した意思を持たない仲間達をたくさん呼び込むことになります。
意思をもったお客さんの集客こそが長く続けていくためには必要です
特に企業ではない個人経営の小さなお店は意思を持ったお客さんを呼ばないと
長くは続けられません。
新しくお店を始めようと思っている人は
どんな経済圏でどのようなお金をいただいて
どうやってお客さんを満足させるか?
が重要になってきます

何度も言いますが「おいしい」料理なんてもう飽和しきってます
究極や完璧を極めれば料理は画一的になっていくでしょう
再現性を求めればAIのほうが素晴らしい再現をしてくれます
ニンゲンはニンゲンの持つ不確実性や不安定さが売りです
そこに発見があり進化があります。
何かあたらしい価値を見出す時期が来てますね
現代は楽しかった体験、すごい人と話をした体験、とんでもなくもてなされた体験
信じられない場所で食事をする体験
などどこでどういう体験をしながら「おいしい」料理を食べるか?
が重要視されているように思います。
おいしいの分解が始まって画一化されて「1+1=2」になってしまうなら
僕は食に関してはニンゲンの進化は止まって欲しいなぁと思います。
感情論ですが、「おいしい」って数値化するもんじゃないと思うからなぁ。