
昨日の
という記事でお坊さんについていろいろと調べていたところ
仏教の「五味」について触れている記事を見つけました
その内容が面白かったので今日は「五味」と「非常に濃厚な甘い液」について
書いていこうと思います、とりあえずyoutube見ます。
文化が違えば味に対する反応も違う、しかし晴れた空と公園でピクニックという「醍醐味」は全世界共通のようですね。
美男美女が揃ってます、さすがパリ。
師匠 @icro_erkme が言ってはった「おいしい」の定義ってのも結局は
近しい世界で起こる感覚の共有ですね。
カルピスがなんと今年で100周年らしいですね。
それは知らなかったですが、このタイミングでカルピスに喰いついた自分の
アンテナを褒めてあげたいです。
さて本題
皆さん非常に濃厚な甘い味の液体をご存じですか?
ということで何を想像されるでしょうか?
ここまでyoutubeもちゃんとこなして見ていただいている方はおそらく
「カルピス」を想像していると思います。
これがマインドスキャンです。
カルピスが乳酸菌飲料だということは今迄たくさんのメディアで取り上げられていたのでなんとなくご存じかもしれません
「五味」と「カルピス」どうやったら結びつくねんとお思いでしょう。
分かっています、マインドスキャンです。
そもそも「五味」というのは
甘い・辛い・酸っぱい・苦い・塩辛い
のニンゲンが舌で感じる味の感覚のことです。
しかし仏教でいう「五味」は全く意味が異なります。
乳味(にゅうみ)・酪味(らくみ)・生酥味(しょうそみ)・熟酥味(じゅくそみ)・醍醐味
味の感覚ではなく 牛乳や羊の乳を精製し熟成する過程でできる五段階の味のことを言い、すべて乳製品の味のことです 。
ここで急に出てきた「醍醐味」
現代では 「物事の一番面白いところ」「深い味わいのあるところ」 のような意味でつかわれます。
この仏教の五味でいう「醍醐味」は「非常に濃厚な甘い液」という最上級の表現とされています。
この醍醐の語源とされているのが
「サルピス・マンダ」(乳製品の濃厚で甘い液)とされています。
乳製品・・サルピス・・濃厚で甘い液・・徐々に近づいて来ましたね。
カルピスへの道
当時、新しい乳酸飲料を作ろうとした際にカルピスの会社の人たちは
「日本一主義」という重要なことを決める際にはその道の第一人者に聞いて
決めるという決まりに従い、乳製品の中でももっともおいしいとされている
醍醐=「サルピス・マンダ」=「濃厚で甘い液」から商品名を頂こうとなりました
しかしサルピス・・猿を連想するので
カルシウムのカルとサルピスのピスで「カルピス」としました。
素晴らしい社風です。
そして今も変わらず非常に濃厚で甘い液体を作り続けてくれるカルピスさんありがとうございます。
100周年おめでとうございます!
~「巻末特典」カルピス様飲料速製法のレシピ~
100周年という歴史と素晴らしい栄養源ということで当時の軍隊ではそれはそれは重宝されていました。
そんな中で「軍隊調理法」という非常に面白そうな本でレシピが残っております
カルピスもその中に名を連ねております、ではさっそくレシピの紹介。
~カルピス様飲料速製法~
材料
脱脂練乳 400g
砂糖 一匙
クエン酸 20g
レモン汁 3ml
調理方法
1・煉乳缶を切りて器にあけ、其空缶にて五杯の水、或は湯を投入して火にかける
(脱脂練乳一缶を開けて鍋に移す 開いた缶に水5杯かお湯を入れ鍋に入れる)
2・砂糖を入れて砂糖が溶けたくらいで火からおろす。
3・クエン酸を少しだけ溶かし、練乳砂糖を急速に撹拌しながら少しづつ投入しレモン汁も入れる。
4・かくして出来しものを原液といふ
夏ならば氷、冬ならばお湯で薄めて飲むとおいしいよって書いてありました。
独特の言い回しや呼び方などがあり読解に時間がかかりそうですが非常に面白い本を見つけました。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1454902
↑ここで読めるのでお時間ある方は是非。