
ギークにとってこの上ない誉め言葉
”変態”
間違いなくこの Norimaki Synthesizer
通称”味覚シンセサイザー”を作り出した人は変態に違いない。
何故海苔巻きなのか?
日本における丸い棒型の食べ物といえば海苔巻きなのだろう
これがアメリカだったらきっとホットドックだったに違いない。
僕の大好きなギークが集うサイト
GIZMODOで取り上げられたこちらはまさにクレイジー
料理人なら誰もが実現させたい思いを抱えていたであろう
遠隔での味の疎通。
”味”を直接伝えられるのはすさまじいことだと思う。
https://www.gizmodo.jp/2020/05/norimaki-synthesizer.html
実用化されれば
味覚を失った人に味を伝えることが出来るのだろうか?
とても興味深いことである。
この研究は、5つの味を追加していくのではなく、舌の味覚センサーから離脱させて感じにくくさせる減算方式を採用しているらしい。
微妙なニュアンスを感じるためには味を足していくのではなくて
感じにくくしていくのが分かりやすいのかと思うと
今後の料理人のコース料理の組み立て方も変わってくるのだろうか?
また、類似研究と異なり、電気を舌への電気刺激ではなく、ゲル内での電気泳動のみ使用しているらしい。
なにが違うのか今の僕には理解できないが
おそらく人体への影響が少ない点が評価高いポイントなのだろう。
さらに”香りVR”の実用化が着々と進んでいそうな今
さらにアクティブな試みが増えてきそうな予感がする。
「透明少女」
というVRコンテンツはVR上で女の子とキャッキャウフフできるものらしいが
顔が近づくと女の子の香りがふわっと香るのだという
信じられないけれど3年前にすでに実装されている。
嗅覚と視覚、さらに味覚までヴァーチャルで実感できるようになってきている今
ニンゲンという不合理な入れ物に入っていることが馬鹿らしくなってくる日も近いのではとSFっぽいことを思ってみたりする。
攻殻機動隊のように”電脳”化が進むかもしれないし
脳以外はすべていらないんじゃないの?とかいう結論に至るかもしれない
死を超越すれば人は生殖活動の必要性を失う
そうすれば今の役目を一生続けるという何の変化もない未来もあるかもしれない
その進化の先に何があるのかはわからないが
その一つとして” Norimaki Synthesizer ”は新しい食の在り方を
提供してくれるようになるかもしれないかもしれない。
何故海苔巻きなのかはわからない。