
こんにちはこんばんわチキンコラムのお時間です
古典的手法・・・皆さんはどういったことを思い浮かべますか?
昔からやり古された手法・・ステルスマーケティングなんてのも
昔っからある古典的手法ですよね
でも廃れない、ある程度の効果がある。
古くから現代まで失われず残ってる手法ってやっぱり効果あるんですよね。

さて本題です。
COVID-19の影響が飲食業界に大きな影響を与えています。
世界を牛耳るウイルス様にこのままでは潰されてしまいます
由々しき事態です、そんななかでも頑張っている業態もあります。
寿司という商材にて、COVID-19の影響下において、
一定の集客を維持している回転すしのスシローHDとくら寿司の両社についてそれぞれ2020年の決算
(スシローHD 2020年9月期・くら寿司 2020年10月期)が発表されていました。
スシロー 売上高:2049億57百万(102.9%)、営業利益:120億61百万(82.9%)、最終利益 64億57百万(64.8%)
くら寿司 売上高:1358億35百万(99.8%)、 営業利益: 3億50百万(6.4%) 、最終利益-2億62百万
スシロー社の原価率は47.4%、くら寿司社は44.8%となっており、粗利益段階ではくら寿司社の方が利益率がよいものの営業利益率では大きな差が生じています。
販管費の構成比率と固定費の重さがこれらの差異として生じていると思われます。鬼滅の刃ってやぱり高いのか??
また、スシロー社は2021年9月期の業績予測を公表している(売上高 2506億、営業利益 173億)ものの、くら寿司社は「COVID-19の影響が不透明」として予測を公開していません。
今後の両社の売上高の推移とともに2021年度が終了した時の利益率は注目しておきたいところです。
されに スシロー社、くら寿司社と同様に回転すし業態の銚子丸社が12月15日に、第二四半期(2020年5月~11月)の決算発表を行っています。
9月15日に発表した業績予想に対して、売上高102%、営業利益・経常利益も140%以上の数値となっています。
前年同期比(2019年5月~11月)においても、売上高は90.5%となったものの営業利益は141%、経常利益は134%と非常に好業績ですね、うらやましいな͡͡コノヤロウ。
こうした業績に至った背景として、テイクアウトメニューの充実・テイクアウト専門店の出店・出前館の導入(15店舗から64店舗へ)・UberEATS(15店舗から86店舗へ)の拡充を挙げています。
一方、「鮨Yasuke」大手町プレイス店についてはリモートワークの拡大に伴ってオフィスビル人口が激減し、収益モデルの見直しによっても改善が困難と判断し、退店しています。
ただ、これらの施策は売上高の維持には有用であるものの、利益額を大きく積み増すものではありません。出前館にしろ、UberEATSにしろ、手数料が発生する中では、収益構造を良くするものではないためです。
営業利益・経常利益を前年比で140%と近くにまで押し上げたのは、広告宣伝費・販促費の抑制を行った、という簡単な一文によるところであろうと考えます。
原価率は、昨年の売上高比率とほぼ変わりなく40%となっています。
販管費の明細が発表されていませんので、分析ができませんが、経費削減というのは非常に当たり前の手法でありながら非常に効果的であります。
所謂、古典的手法というやつですね、飲食業に限らずですがやることはいたってシンプルです。
2021年5月期の同社の業績予測は以下のようになっています。上振れの可能性はありますが、2019年の水準には戻らない予測です。
売上高 178億、営業利益 3億、経常利益 3億、当期利益 1.5億
2020年5月期売上高 180億、営業利益 0.7億、経常利益 1.39億、当期利益 -0.9億
2019年5月期売上高 193億、営業利益 9.37億、経常利益 9.82億、当期利益 5億
スライドコントロール、今は止血の時期です。
売上を取りつつ経費は削減する、、結局シンプルな結論に行きつく
今回でいえば、時短要請の協力金がもらえる規模の大きくない個人店は
ラッキーだと思うんだけど、どうなんだろうか?
個人店の数字は不透明だから分析が難しいなぁと思う。