チキンコラム|料理と詩

チキンコラム|料理と詩

牡蠣も かき混ぜた卵もその触感は同じ

それにオレンジの中心も

クッションに飾られ それから解き放たれて

語り始める

目のスプーンで味わった したたるような極上の味

目のスプーンで味わった とろけるような極上の味

ガートルード・スタイン/「やさしい釦」

日本の詩とは違う独特の視点

和訳された外国の詩がとても好きです。

情景が目に浮かぶ、オレンジだけじゃない

部屋の様子、温度、音までも思い浮かぶ

人によって変わるだろうが味も感じる

言葉だけでこれだけのことができる

基本的には自分の中にある知識の中から似たようなもの

見たことあるものの引き出しを探し

そこからある程度の予測をする

それらの情報を超えるかつ感動がある場合のみ

人の心は揺れ動く。

料理の美術館

作り、展示、食べられるまでの

その刹那のための美術館という名のレストラン

額縁の中で食べる料理というのも面白いのではないでしょうか?

人数分のジャガイモは皮をむいて角切りにし40分蒸します

それをフォークでつぶし、塩、コショウ、粉末状のコリアンダー

オリーブオイル、最後にレモン汁を少々加えます。

カロリーを心配しなくてよければ

おろしたグリュイチーズか熟したアボカドも

加えましょう(あまり入れすぎないように)

ほんのり温かいうちにいただきます。

ノエル・ぺラン/Third Person Rural

レシピも詩的になるだけで美しさと作る前から美味しい想像がつく

不親切であることも時にはいいのだなとも思う。

アガサ・レーズンの困った料理

M.C.ビートン/羽田詩津子 原書房 2012年05月
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